シナジーマーケティング株式会社

業種
「SaaS」
企業規模
「300名規模」
製品
「ソアスク」

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国産CRMの先駆け「Synergy!」の複雑な従量課金を「ソアスク」が自動化
作り込みからの脱却と、開発依存の解消を実現

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(右から) 執行役員CFO 兼 CISO 岩本 新一氏
コーポレート部 BizOpsグループ マネージャー 川井 鮎美氏
コーポレート部 BizOpsグループ 堀井 あづさ氏
コーポレート部 情報システムセキュリティグループ 斉藤 菜美子氏

企業と顧客の関係性をより良いものにすることを目的に、CRM領域を中心としたクラウドサービスやマーケティング支援を展開するシナジーマーケティング株式会社。創業以来、国内におけるCRM・マーケティングテクノロジー分野の先駆けとして事業を拡大。同社の代表的なサービスであるマーケティングSaaS「Synergy!」は、マーケティング施策を一元的に管理できるクラウドサービスとして多くの企業に導入され、幅広い業種・業界で活用されている。同社は、事業拡大とともに複雑化した販売管理システムと請求書発行システムのリプレースにあたりオプロの「ソアスク」を導入した。

記事の要約
  • 【課題】20年の進化の裏で生まれた、成長ゆえの「システムの硬直化」
  • 【選定】従量課金への対応力と、Salesforceプラットフォームの親和性
  • 【運用・評価】現場のリクエストをスピーディに反映 属人化の懸念も解消
  • 【今後】フロントからバックエンドまで、シームレスな自動化を目指す

【課題】20年の進化の裏で生まれた、成長ゆえの「システムの硬直化」

2000年の創業以来、国産CRMのパイオニアとしてマーケティングSaaS「Synergy!」を提供するシナジーマーケティング株式会社。高度なセキュリティと伴走型の支援を強みに、金融機関をはじめとする多くの企業のデジタルマーケティングを支えている。

「当社の主力製品『Synergy!』は企業とエンドユーザーをつなぐマーケティングSaaSです。他にもWeb制作やメール配信代行サービスなど、企業とエンドユーザーの関係強化支援を事業として展開してきました。また、強固なセキュリティ水準を保つ国産SaaS製品ということで、官公庁や金融機関にも広くご活用いただいています。当社のサービスを使うたびに、より質の高い効果的なマーケティングを体験していただきたい。常に向上するユーザーエクスペリエンスを提供できるよう、製品を磨くことに注力しています。」(岩本氏)

この領域で20年以上の実績を積み重ねてきた同社は、日本のSaaS業界でも屈指の歴史と信頼を持つ。絶えず製品を磨き続けるその歩みを、バックオフィスから支えてきたのが、岩本氏が統括するコーポレート部だ。

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「我々コーポレート部は3つのグループから構成され、当社のバックオフィス業務全般を担っています。機能としては財務経理、法務、総務、情報システムセキュリティ、BizOpsと多岐にわたります。今回、ソアスク導入を含むシステム改修を主導したのは、販売管理や請求業務などバックオフィス業務全般の改善を担うBizOpsグループです。」(岩本氏)

単なるツールの提供に留まらず、マーケティング体験向上のためのコンサルティングまでを全般的に支援する同社は、顧客数の拡大とともに業務の幅も大きく拡大。しかし、その事業成長の裏側で、バックオフィスには「長年使い込んできた自社専用システム」の限界という課題が蓄積していた。当時の状況をBizOpsグループの川井氏に伺った。

「当時弊社では、販売管理システムと請求書発行システムを組み合わせて運用していましたが、いずれも自社の業務に合わせて高度なカスタマイズを重ねたものでした。しかし数年にわたる運用の中でシステムが複雑化・硬直化し、現場の要望に応じた柔軟な改善が難しくなっていました。わずかな改修にも莫大なコストがかかる状態に陥っており、このままでは立ち行かないと感じていたのです。」(川井氏)

都度最適化を図ってきたシステムが、結果的に大きな負担となる。そんな現状を抱える企業は少なくないだろう。当時の状況をさらに詳しく伺った。

「特に大きな負担となっていたのが、主力サービス「Synergy!」の複雑な従量課金処理です。申し込みデータは自社プロダクトの「Synergy!」やワークフローを介して届くのですが、ベースとなる契約情報は人の手で入力しなければなりませんでした。その後の計算などは基本自動で行いますが、人の手を介さなければならないところも多かったんです。」(川井氏)

「手が介入するところが多かった」と振り返る通り、データ入力やチェック作業が二重、三重に発生。ミスを防ぐための属人的な運用が限界に達していたという。

「私が参画した時点で請求処理はかなり煩雑だったので、改善したいという気持ちはありました。しかし、先ほども申し上げた通り、かなりカスタマイズを重ねているシステムだったので、ちょっとした改善にもかなりコストを要する状況。それなら、これだけはとピンポイントに改修するのではなく、抜本的なリプレースを考えた方がいいんじゃないかということになりました。」(川井氏)

【選定】従量課金への対応力と、Salesforceプラットフォームの親和性

リプレースにあたり、既存の固定観念を捨て、ゼロベースで最適なシステムを検討した。

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「自社でSalesforceを活用していたことから、Salesforceそのものを継続するか否かという点から議論を始めました。検討を重ねた結果、最終的に価格・パフォーマンス共にSalesforceが最適であるという結論に達しました。次に焦点となったのは、Salesforceと外部システムをどう繋ぐか、あるいはSalesforce内で完結させるかという選択でした。比較検討の結果、たどり着いたのがソアスクでした。」(川井氏)

よりフラットな判断を目指し、外部コンサルタントを交えツール選定を展開。Salesforceとのシームレスな連携、他の業務改善事項への対応もできそうだとの意見をもとにソアスクを選定いただいたという。

「選定の最大の決め手は、当社のビジネスモデルに不可欠な従量課金への柔軟な対応力です。階段式や単価掛けなど複数の計算パターンを標準機能でカバーできる点が、外部コンサルタントからもお墨付きを得る形となりました。Salesforceプラットフォーム上で契約から請求までを一気通貫で管理できるソアスクは、私たちの求める業務改善とスピード感を両立できる唯一の選択肢でした。」(川井氏)

【運用・評価】現場のリクエストをスピーディに反映 属人化の懸念も解消

こうして導入されたソアスク。導入後、最大の効果として現れたのは改善スピードの劇的な向上だという。

「旧システムでは外部ベンダーへ依頼しなければならなかったシステム改修が、現在は我々BizOpsグループの手でスピーディに行えるようになりました。Salesforce内で項目やフローを修正するだけで、小さな改善がすぐ形になる。この柔軟性は非常に便利です。」(川井氏)

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また、川井氏とともに選定・導入を手がけた斉藤氏からは、システム基盤が整ったことで長年の懸念であった属人化の解消にも光が見えたとお話しいただいた。

「標準機能の延長でカスタマイズができるため、特定の誰かがいなければ運用できないというリスクがなくなりました。保守体制が固まったことは管理上の大きな安心感につながっています。」(斉藤氏)

また、権限管理の最適化により、営業担当も契約情報を閲覧することが可能に。売上データへの不用意なアクセスを防ぎつつ誰でもデータを確認でき、全社的なデータの透明性が高まっている。

【今後】フロントからバックエンドまで、シームレスな自動化を目指す

フェーズ1として基幹システムの置き換えを完了させた同社は、すでにその先を見据えている。

「フェーズ2では、フロントエンドである申し込みフォームからソアスクへのデータ連携をさらに強化し、人の手を介さない完全な自動化を推進する計画です。また、サブスクリプション管理の新たな機能である「エバーグリーン(自動更新)」の活用にも着手しています。将来的には原価管理もSalesforceに統合し、案件ごとの利益率をリアルタイムに可視化したいと考えています。」(川井氏)

国産CRMの先駆けとして20年以上の信頼を築いてきたシナジーマーケティング。長年の歴史ゆえに直面した「システムの硬直化」という難題を、「標準化と柔軟性の両立」で打破することに成功した。自社プロダクトの進化と歩調を合わせるようにバックオフィス改革を進める同社のスピードに遅れることのないよう、オプロもさらに尽力していく。

※記載されている内容は、取材当時のものです。(取材日:2026年2月25日)
※撮影場所(一部):WeWork 東京スクエアガーデン